文教大学付属小学校の願書提出

親子面接最終日の2日前まで願書を受け付けてくれる

文教大学付属小学校の受験は、人によっては最も短い受験日程で終わる小学校受験かもしれない。

窓口の願書提出締切日の2日後に最終の親子面接、その2日後にペーパーテスト・行動テスト、即日結果郵送で翌日届くとしたら1週間で完了する。まさに我が家はその流れ。

直前に願書を出して心象が悪くならないか

もちろん早めに出す人に比べて、遅い方があまり熱望してないのではないかとは思われそうではあるが、面接やペーパーテスト・行動テストは公平に見られている気がするので、ギリギリまで悩んで提出が直前になったとしても悲観はしなくて良いと思う。

なぜなら、我が家がまさにこの最終日申し込みだったけど(ギリギリ)ご縁があったから。そんなことで申し込みを逃すくらいなら、とりあえず申し込んで少しでもチャンスを掴むべき。

願書提出までのドタバタ劇

願書受付締め切り4日前

願書が家に来たのは締め切り5日前。しかも深夜なので、実際に学校説明資料と願書を見たのは4日前だった。ギリギリスギィ……。

ここにきてようやく文教大学付属小学校の受験を決意する

学校説明資料を見つつ、様々な情報をWEBで収集し、結構いい学校だなと思ってきた。前の記事でも書いたが、共働きでも通えそう、少人数クラスで個人個人を見て子供のいいところを伸ばしてくれそうなどの点がかなりプラス評価。

あとは、どうせ公立小学校に行っても中学受験はするのだから(私も妻も中学受験経験者だし)、学校でも受験の面倒を一定見てくれて、周りも受験する人が多い環境の方が育てやすそうという夫婦の意見の一致をもって、受験することを決定した。

至急スーツを購入するためにユニクロへ

しかし、受験を決めたのはいいものの、面接はすぐに行われるし、着ていくお受験服がない。

普段の仕事で、スーツを滅多に着ることなく、省庁以外の客先なんかはジャケパンで良いっしょというスタイルのため、持っているスーツはかなり昔に買ったもので、もれなくパツパツもしくはダボダボ。たとえ入ったとしてもグレーやストライプというお受験には全く向いてない服装しか持っていない。竹早小の考査も決まっているのだから、とりあえず急ぎスーツを買いに行くことに。

スーツを普段滅多に着ない私でも、スーツの〇〇みたいなお店に行くと、なんだかんだお直しに1週間〜2週間程度かかることは流石に知っている。なので、とりあえずサイズがあって、すぐに仕上げてくれそうなユニクロに行くことにした。ユニクロも今はセミオーダーみたいなものをやっていて、しかも早いらしい。

が、やはり流石にセミオーダーでも1週間はかかるということで、他に良さそうなものがないかを探していると、ちょうど入る良い感じのスーツ(セットアップ?)が! それがこの感動ジャケット&感動パンツ。濃紺の同じ色味で上下揃うし、サイズが色々あって、今どきなスーツの形してる! お値段は上下で1万ちょっとでスーツだとしたら激安。浮いたお金で、濃紺ネクタイ、濃紺靴下、黒ベルト、白ワイシャツも買っちゃう! なんなら娘のズボンも買って帰ろう。

靴はいい感じのがなかったので、隣のABCマートへ。そしてバッグとスリッパは妻にWEBでZARAのいい感じのを買ってもらう。

ちなみに、全身コーデで35,000円くらい。妻に伝えると、「たけー!」とのLINEが。

いや、普通にお受験するともう1桁違うやろ! 絶対安いし! と、心で思いながらもグッと堪えました。

ふぅ、なんとかこれで行ける準備が揃ったかな?

まだだ! 髪が私も息子もボサボサだ!

というわけで、急いで翌日の美容室を予約。クーポンで500円引きお忘れ無く。

願書受付締め切り3日前

息子のお受験服は、ちょっと前に妻の友人の結婚式に着て行った服をクローゼットから引っ張り出し、お受験服がこれで大丈夫か、靴ないけど?といったやりとりをした気がする。もうバタバタであんまり記憶がないというのが正直なところ。

とりあえずクローゼットから出てきた襟付きの白シャツを着せ、散髪前だけど髪の毛を軽く整え、白い壁の前に立たせて、自分のカメラで写真をパチリ。はい。願書用の写真の出来上がり。伝統校ガチ勢の方々が聞いたら卒倒しそうなお手軽写真だけど、これをコンビニでシールプリントにし、願書に貼り付けるだけで、我が家は乗り切った。(流石にPhotoshopで少し手直しはしたけども)

夕方、息子を保育園からピックアップし、裾上げだけしてもらったズボンを受け取りにユニクロへ行き、その足で美容室へ。親子共々清潔感のある感じでスッキリと仕上げてもらった。

願書の締切はあと3日。急ぎ作って提出しなければというわけで、いよいよ願書の作成を開始。願書の記載内容については後述。

願書受付締め切り2日前

子供達をハロウィンの衣装に着替えさせ、保育園を送って行った後、銀行に考査料の20,000円を振り込みへ。

妻は会社の近くの本屋に行き、こぐま会が作っている小学校受験で使わるドリルを購入してきた。しりとりと点線に図形を引くやつの2冊。5歳児〜と書いてあるから年中くらいでやるやつなのだろう。我が家はこれから始めるのでまずはこれをやってみるしかない。結構いろんな小学校の過去問が売っているようだったが、文教大学付属小学校の過去問は本としては無いようだった。文教大学付属小学校の知名度が上がってきたのが最近なのと、昨年度過去問が公式の児童募集ページに載っているのであまり需要がないのかもしれない。

また、竹早小学校の第2次選考の郵送もこの日にdone。いよいよ我が家の中が受験に向けた雰囲気になってきた。

ドリルを解いて危機感を覚える

ちなみに、妻が買ってきたドリル、息子に解かせてみようとするが、問題の意図をちゃんと捉えきれていなかったり、線もふにゃふにゃに引いたり、そもそも図で書いてある植物や鳥の名前がわからないなど、もうそれは危機感を覚えるに十分な状態。本当に受けて良いものか、悩ましいが、もうお金振り込んだし、やるしかない!

願書受付締め切り前日

願書の内容の最終確認。

そして、引き続き息子にドリルを解かせつつ、自分は親子面接の想定問答集を作成。意外と想定問答の通りの質問が多くきたので、これも後ほど別の記事でまとめたいと思う。

願書受付締め切り当日

願書受付の最終日。妻が会社に行く前に学校に立ち寄り、願書を提出してくれた。無事受理され、2日後に親子面接が決定し、考査票と面接票が1つになった紙をもらって帰ってきた。

なんと、提出日当日のこれから面接してもいいよと言われたらしいのだが、子供は一緒じゃないし、妻は何も面接対策してないし、このまま仕事行くし、で、当然書類のみ持ち帰りしました。

2日後のスポーツ教室を別日に振り替え、いよいよ子供と面接の準備を始めることになるのです。この話も別途書きます。

願書に記載する内容・書き方

文教大学付属小学校の願書に記載する内容は大きく3つ

  • 本人の情報(生年月日・現在所属の園・住所・繋がる電話番号・顔写真など)
  • 小学校までの通学経路と通学想定時間
  • 志望理由

本人の情報

ここはそのまま書けばいい。

写真は前述の通り自分で撮ってもちゃんと身分証明書と同じような形で写っていれば問題なかった。コンビニでサイズ指定してシールプリントしてくれるアプリがあるので、それを使って4cm×5cmの顔写真を作成して貼った。

繋がる電話番号は面接を受ける私(父親)にした。

小学校までの通学経路(交通機関)と通学想定時間

意外と曲者なのがこれ。最寄駅と経由を書くのだが、自転車で送っていく途中駅まででいいのか、本当の最寄駅で書くか悩んだ。結論、最寄駅は書くものの経由の駅は自転車考慮で一つすっとばした。

通学想定時間も自転車送りベースで記載。

志望理由

一番悩むのはやはり志望理由だろう。ここにはフォーマットもなければ、何が正解かもわからない。ただ、どういうことを相手が求めているかを考えれば一定問題のない文章は書けるのではないかと思う。お父様・お母様の年齢になれば社会人として採用する側に立つ機会もあっただろう。もしくは転職するときにまさに自分が面接されたこともあっただろう。それと同じかなと思う。

志望理由を書くまでの手順

というわけで、行った手順としては以下の通り。

  • 何を書くべきか、伝えたいかを箇条書きでいいのでまとめる
  • PCやスマホで文字数を気にしながら一旦文章をまとめる
  • 願書に鉛筆で下書き
  • ボールペンで清書(鉛筆の上はインクがのりにくいので先に少しずつ消して書く)

まずは論点を整理しよう

まずは書くべき論点の整理から。

  • 学校への理解
  • 子供のアピールポイント
  • 親としての考え

論点をもとに具体的な文章にしよう

論点が見えてきたら、次は文章にしていく

  • (学校の方針・ミッションを把握したうえで)具体的にどこにどう惹かれて志望したか
  • 自分の子供の具体的な長所を訴え、採用するとメリットがあるというにおわせ
  • それらを踏まえたうえで、この学校でどういう成長をして、自分の子供に将来どうなって欲しいかという親の希望

などの具体を含んだ文章にすることで、ただ「学校を理解して、我が家の教育方針とベクトルが同じだから」といった浅い志望理由よりも一歩踏み出した形にできるのではないかと思う。

とはいえ、志望欄は限られていて、手書きで書くのであればなおさら文字数は限られてくる。東大・京大を受けようと思ったことがある人ならわかってくれると思うが、どちらかというと京大の文章力ではなく、東大的な完結にまとめる資質を求められる。

まぁ、あくまでそういう資質があるといいよねーというだけで、大学入試と違い、文章を校正しなおす時間があったり、周りに聞いたりすることも可能なので、色々な意見を聞きながらブラッシュアップしていくのが良いかと思う。まずはこれを夫婦でやって、方針が揃わないようであれば、そもそも文章力以前に、お受験に対する危機感を持った方が良いのかもしれない。親子面接に夫婦で行って、話している内容が異なったみたいな話はたまに聞くので。

そんなこんなで、2日ほど子供達が寝静まった深夜にあーだこーだ考えながら願書を書き上げました。

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