とりあえずブランドよりも体型を磨け
おそらく服のブランドやどれだけ布が上等かを見てくる学校もあるにはあるのだろう。伝統があり格式高い超有名私立小学校などのお受験は、子供も自分もオーダーメイドで数十万というスーツを購入する家庭も、少なくないようだ。なんとなくだが、伝統的な女子校あたりとか凄そうなイメージ。ただ、このブログを見ている様な一般家庭が受けるレイヤーの小学校や、難関校とはいえ国立などは正直スーツのブランドなんて見てないと思う。
ちなみに、私は全身ユニクロで2〜3万くらいだけど、受けた小学校は全て親の面接があり、100%合格している。(ただし、n=2)
重要なのは、常識的で清潔感がある格好かということ。それは服装もだけどおそらく体型もだ。
ここだけの話、国立小学校に合格した家庭の親、みんな太ってなかった。たぶん私が一番太ってた。ただ私は顔痩せするタイプで、スーツを着るとただの鍛えている人みたいに見えるようなので、助かったのかも知れない。太っていると自己管理ができてないように見えるし、子供がちょっとわがままな感じを見せると「やっぱりね」と思われるかも。
太っているといくら高いスーツを買ったとしても、似合わないし、パツパツのスーツは常識的な感じがしない。逆に痩せるとやっすいスーツでもなんか高いスーツに見えてくる。
なので、お金をかけて数mmの調整をするくらいなら、痩せて数mm調整する方が数倍効果高い。
髪型と髭もどうにかしておこう
髪型も清潔感、大事。派手じゃなく、長すぎず、さっぱりしているのが良いかと。よく言われるのは「耳にかからない長さ」にというもの。かかっている人が全員落ちているかと言うとそういうことはなく、親子面接や子供の考査の方がもちろん重要度高いけど、同じレベルのどちらかを落とすとなったら親の見た目も入ってくるだろうな。
寝癖とかもNG。私は短髪にすると結構髪が跳ねるので、ジェルで派手になりすぎない程度に固めて行ったけど、そっちの方がマシ。
髭も同じ。髭はどんなに整えてもお受験のマナーではないので基本無し。社会人生活で1度くらいしか全剃りしたことない私でも、流石にお受験には全剃りして臨んだ。できれば数週間前から剃って青髭感を消しておいた方が良い。それでも青髭なら奥さんにコンシーラーかファンデーション塗ってもらったらいいと思う(スーツにつかない様に気をつけてね)
小受の制服「濃紺無地スーツ」
もはや小受界隈では制服と言われる濃紺無地スーツ。とりあえずこれを着ておけば受験はOK。選抜通過後の抽選こそ、ジャケパンの親もいたが、親子面接等の服装は基本濃紺のスーツ。なんならお母様は入学後の送り迎えも濃紺スーツだし、その後の保護者会等でも濃紺スーツの方がほとんどで、本当に制服。
面接の部屋に行くまでに、校舎内の階段の登り降りがあり、先生が後ろから見上げるシーンも多く、お尻がツルツルになった着古したスーツはかなり微妙だと思うので、入学した後も使うためスーツはお受験用に新調する方が良い。
どこのブランドがいいって? 知らん。ユニクロで十分じゃ。それよりも必要なのは以下の条件。
- 濃紺(冠婚葬祭用の黒スーツとは分ける)
- 無地(ストライプNG)
- シングル(ボタン1列)
- ツーピース(ベストなし)
- 裏地も紺か黒
- パンツ(ズボン)の裾上げはシングル(折り返しなし)
- 今の体型に合っている
素材も100%ウールの方がいいとか言われるけど、それよりも長時間座ることもあるので、シワのなりにくさとかで見た方が良いと思う。何度も言うけど、ユニクロの感動ジャケット&感動パンツおすすめです。
ワイシャツもフォーマル目で
ワイシャツもシワのないフォーマル目なシャツが良い。白色の無地、そしてカラー(襟)はレギュラーカラー(ボタンの付いてない襟)で。ボタンダウンだと若干カジュアルになる。らしい。普段スーツ着ないから知らなかったけど。
袖がスーツから少しだけ出るくらいで。もちろんカフスボタンなんかしていくやつはいねぇよなぁ?
ネクタイも紺色無地が無難of無難
ネクタイもスーツと同じく、紺色の無地のものを選べば無難。それか、無地で暗めの色であればそんなに悪くはないと言われる。紺色無地だからってタオル地みたいな生地を選ぼうとしている人は、そこにフォーマルはあるんか? と100回は問いただしたい。
スーツに合わせた靴下
これまた黒か紺色の、座っても肌が見えないちゃんとした長さの靴下。まぁ、社会人なら流石にスーツにくるぶしソックス履くやつはいないと思うが、もし履こうとしている人がいるとしたら、あなたが見せようとしているすね毛にそんなに価値があるかを100回は自問自答してほしい。
やはりダークカラーが基本の革靴
そもそも面接や待合室は学校の室内にあるので、面接の場で靴を見られることは非常に少ない。だからといって派手だったり汚れた靴だったり、スニーカーでも問題ないかと言うと、絶対そう言うことはなく、玄関先で先生たちが案内をしてくださるので、その際に明らかに恥ずかしい靴を履いていくわけにはいかない。これまでのスーツ同様、目立ちすぎず、ある程度品の良さがでる靴を履いていくべきだ。
一般的によくおすすめされるのは、黒の内羽根式のストレートチップの革靴。もちろんつま先は尖りすぎないやつで。昔流行ったお兄系のやつ、履いてるやつ、アウトです。あと同じ革靴でもローファーやバックルで止めるやつもNGで。色はダークブラウンは許容されることも。
内羽根式は紐を閉じるところが全開にならない靴で、フォーマル感がある。逆にガバッと開く形のものは外羽根式と言う。
ストレートチップはつま先の仕上げの事。一本線が入ってて、つま先が別革になっている革靴のこと。ただ、プレーントゥでもフォーマルよりなので、問題ない気がするが、伝統的な小学校の場合はストレートチップにしておいた方が無難。
男性のビジネスマンなら内羽根式のストレートチップの革靴は1足は持っていると思うので、新調する必要はないかもしれないが、靴磨きと踵のすり減りにはご注意を。前述の通り、靴の着脱は先生のすぐそばでするので意外と目立ちます。
靴に合わせたベルト
ベルトは靴の色に合わせるのが一般的なので、お受験においても靴の色に合わせたシンプルな黒色(靴がダークブランならダークブラウン)の革ベルトが基本形。
時計はスマートウォッチNGのところも
AppleWatchみたいなスマートウォッチだと、そもそも電子機器NGと言われた瞬間使えなくなるのでやめておいた方が無難。
電子機器NGな理由は、お父様・お母様にもアンケートを書かせる学校があるから。通信機能や検索機能がついてたら不平等だからね。一般的な資格試験でもNGだし、他でも出番があると思うので一本くらいは普通の時計を持っておいた方が無難。
そもそも時計なんか普段してないし、携帯で時間見れるから良くない? って言う人も、上記の通り通信機器NGの学校も多いし、そもそもお受験会場でスマホ開くって記念受験って丸わかりになるからやめておいた方が良い。
そんなわけで、華美でなく、あまりにブランドがわかりすぎる時計は避け、シンプルな時計を一本持っておくのは良いかもしれません。
お受験と言えば黒い自立するトートバッグ
正直、これはお受験するまで持っていなかった。自立するトートバッグってなんやねん状態だったが、お受験では必須の道具だ。面接の部屋や待合室など、もちろん椅子は用意されているが、荷物置きなどは特にないのが一般的。つまり、バッグは床に置くことになるのだが、その際に、床にくたっとなる様なバッグは見栄えが悪い。隣の方の席に倒れて行ってしまった日にはもうピリピリしちゃって受験どころじゃなくなるかも。なので、床においてしっかり自立するバッグがおすすめだ。
しかも、お受験用のバッグの大きさは絶妙な大きさだ。試験関連の書類はもちろん、子供の会場までの絵本や水筒、待っている間の文庫本やメモ帳、さらには自分と子供のスリッパなどを2足・3足入れるとなると少し大きめのサイズが必要になる。かといって、大きければいいと言うわけでもない。
ちなみに、このバッグ、子供とフォーマルなところに行くには最適なサイズ感で、今までなんで持ってなかったんだろうっていうくらい便利なサイズ。その後入学の説明会等でも重宝する。
なお、うちは受験は母しか行きません!というご家庭でも、流石に入学後には父親の出番もあると思うので、リボン等はついてない方が無難かもしれない。
スリッパは靴以上に大事だが、お客さん用スリッパはNG
面接や待機室は基本校内。なので募集要項にも「持ち物:スリッパ」って書いてあると思う。
たまにトラップ的に書いてない学校があるかもだけど、既にそれが常識試されているかも。書いてなくても持っていくように常にお受験バッグに入れておくべき。たまーに、学校に借りてる人、います。それだけで落ちるとは言わないけど、借りた人は他の人が持参しているのを見て、しまった。。。って焦るだろうなと思ったり。平常心で試験に臨むためにも、スリッパは必要です。
んじゃ家で一番上等なお客様用の豪華なスリッパを持っていくか! っていうのもNGで。たまにカラフルな刺繍入りスリッパを履いている人がいるけど、めっちゃ目立つ。スーツ同様、基本は濃紺のスリッパで。
ただ、バッグの中のスリッパ、一番場所取るので、2つ折りとかにしたいところだけど、伝統校系はそれは避けた方が良いかも。ある程度の厚みも必要なんだとか。国立小学校は伝統はあっても見ているのはそこじゃない気がするので2つ折りでも大丈夫かと思うが、名門私立は、ね。
室内に上がる際に靴を持ち歩くための袋
たまにいます。スーパーの袋の人。正直かなり目立つので、靴を入れる袋は必須! お受験塾などで事前に情報を持っている人はみんな濃紺の靴入れ持ってるから、スーパーの袋カサカサさせているだけで、即記念受験バレしますからね。
スリッパ(内履き)と靴(外履き)を同じ袋に入れると汚れがうつるので、基本的にはスリッパと袋は分けて、靴専用の袋を持っておくべき。中に仕切りがあって、子どもと親の靴を分けて入れられる様になっているとさらにベスト。意外と先生たちが見ているなかで靴を脱いで袋に入れるのって緊張してスムーズにできないから、入れやすい袋を選びましょう。
ハンカチは持っておくべき
トイレに行った際にハンカチがなくて、ピッピって手を振って出てきたらちょっと印象悪いでしょ?
なので、清潔感のある白いハンカチを持っておくとベターだけど、そんなに取り出す場面もないので、すでに持っているビジネス用のハンカチで良いかも。とはいえ、子供の推しキャラものとか、ファンシーすぎるふわふわハンドタオルとかは流石に避けた方が良いかと。
あと子供もハンカチを持っておくのがマナー的な風潮もあるので、子供が忘れたらさっと貸してあげるためにもお父様のハンカチ携帯は必須。
本とメモ帳とペンと私
お受験では思いの外待ち時間が多い。子供が試験を受けている間、短いと15〜30分くらいで終わるところもあるが、長いと数時間待つことも。広い部屋に椅子だけ置いてあって、最前列は壁に向かって永遠と待つことになるが、数時間瞑想だけでのりきれますか? 正直、結構きついです。なので、時間を潰すための何かが欲しいところ。もし持ってきてない場合は、子供の持ってきた問題集や学校の募集要項を穴の開くほど見ることになる。
え? スマホでいいじゃん? 受験会場でスマホ見てる親なんて、常識ないって思われても仕方ないし、校内電子機器NGって書いてある学校もあるから、スマホは電源オフでバッグの中!(ただし、スマホ触る親はちょいちょいいる。特にお父さん。)
一番多いのは書籍を読む人。本はあまり邪魔にならない文庫本サイズが良い。別に先生たちが見ている中での待機ではないので、小説でもなんでもいいと思うが、流石に漫画はチラ見でもわかるのでNG。
お仕事をしたい方はメモ帳は気にされないと思うので、メモ帳に企画をまとめたり、過去の会議の整理をしたりしたら良いのでは。PCにしか入ってないよって人は印刷してメモ帳貼り付けたりしとけばええんやで。
あと、先生の説明がある際(特に学校説明会)にはメモ帳とペンがないと、他の人が一生懸命メモしている間、興味ない人みたいに見えてしまうので、メモ帳とペンは常にバッグに入れておく方が無難。専業主婦のお母様とか、あまりメモを取る習慣がないと思うので、ちらほらメモなしのお母様もお見かけする。
クリアファイルかバインダーがあると便利
受験票を提出しようと思ったら、バッグの中でくしゃくしゃになってしまっていた。最悪。。。
なんてことにならない様に様にクリアファイルかバインダーがあると便利。中には卒業証書かよって思うくらい重厚長大なバインダーをお持ちの親御さんもいる。
受験票以外にも、意外と何度も見直す印刷した受験要項。そして学校から突発的に渡される紙をそのままバッグに突っ込むのはかなりカッコ悪いので、最低限クリアファイルはあった方が良い。
緊張で喉がカサカサになる前に水筒も
どうやらペットボトルからそのまま飲むのはこの界隈NGな様で(面倒臭いけど)、子供の水筒と、さらに別でご自身の水筒を用意される家庭も多い。バッグには何かと物が入っているので、コップ付きの細めの水筒を用意された方が無難。
ただ、バッグの持ち物検査をされるわけじゃないので、そこまで長い考査じゃない学校の場合は、学校に入る前にペットボトルのまま飲んでバッグにしまっていれば良い。